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階調は一度劣化したら戻らないことを先ほど述べましたが、補正の順番を間違えると元も子もありません。
画像補正は、見た目をすぐきれいにしたいと考えてしまい、彩度の調整から入ってしまいがちですが、まずレベル補正やトーンカーブで補正してから、彩度を少し(5〜25ポイント程度)上げる。これがプロの常識です。
彩度の調整は色を鮮やかにするだけでなく、レベル補正やトーンカーブで乱れた階調のトーンを補う役目をも果たしているのです。
レベル補正やトーンカーブで画像補正すると、濃度レンジを256階調に再分配する事になるため、トーンジャンプ(ヒストグラムに隙間ができ、櫛状態になること)が起こります。そこで彩度を少し上げることにより、周辺の色を引っ張り、トーンジャンプが起きていた部分に色がオーバーラップして、トーンジャンプを埋めることができるのです。
※階調情報と彩度情報は反比例の関係にある為、彩度を上げ過ぎると逆効果になります。デジタル画像で最も重要なのはあくまでも階調情報ですので、彩度の調整は最小限に留めるよう注意が必要です。
またシャープネスやノイズをかける作業を行う場合は、その後に行って下さい。これはシャープネスなどをかけた画像を加工すると画像が汚くなってしまうからです。
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